VEMAC 通信 Vol.9 2005-4-22 発信

季節は桜から新緑へ・・・皆様如何お過ごしでしょうか。
 
このところ掲載されているRD200の記事について、VEMAC通信をご覧頂いている方々にだけ、内幕暴露や補足などをさせて頂きます。
 
現在、雑誌対応に使用している車は1台で、よくご覧頂いているグレーシャグリーン(シルバーに少しグリーンが入っています)の車輌です。この車は多くのオプション品を装備した、いわば遠距離快適仕様です。
 
本来の、というか、スタンダードの状態は、カーボン製のバケットシートを装着した、タイプRエンジンに負けない、正真正銘のライトウェイトスポーツカーです。
 
カーグラフィック誌の記事にもありましたが、スポーツスプリングを装着した仕様はタイヤチョイスを間違えない限り、内外の多くのスポーツカーを完全に引き離せるポテンシャルを持ちます。カーグラフィック誌の取材の時は各地で雪となり、一番安全なタイヤで箱根に向かったのが裏目に出ました。タイヤチョイスのミスは、カーグラフィック誌の塚原さんに指摘されましたが、本来のポテンシャルは充分理解して頂きました。また、記事中の直進性が悪い件は、試乗車の確認不足でフロントの車高が高く、リフトしていました。正規の車高では、200km/h以上でも問題が無いことは確認済みです。
 
しかし腕に覚えのあるジャーナリストの人達は、なんというスピードで走るのか!
峠を見下ろせる駐車場で待つ私に聞こえてくるのは、タイヤのスキール音と、風を切り裂く轟音でした。
 
現在、我々も様々な取材にお付き合いさせて頂いており、鈴鹿⇔箱根日帰りなど、テストも兼ねて強行軍です。箱根の山中で高回転を維持しながら走る時は、バイクのようにシャープに、しかし、ずぼらな運転で、2速スタート→4速→6速で流れに乗れるフレキシブルなエンジンは、シャーシ性能と共に楽しんで頂ける、VEMAC RD200の2面性です。

今回の写真はコクピット両脇のエアーインテークです。微妙な造形を見て頂きたいのです。エアーインテークはダミーなどでは無く、フレッシュエアーがエンジンの吸気に向けダクトで導かれます。
            
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