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弊社とインテル、クラウドを通じて電気自動車のバッテリーを遠隔制御する技術を発表

会社情報

株式会社東京アールアンドデー(本社:東京都千代田区内幸町2-2-2、代表取締役社長 小野 昌朗、以下「東京アールアンドデー」)とインテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内3-1-1、代表取締役社長 吉田 和正、以下「インテル」)は本日、クラウド・コンピューティングの技術を利用して電気自動車(以下EV)のバッテリーを遠隔制御し、バッテリー効率、運行時の車両情報のモニタリングを実施すると同時に、乗客向けに路線周辺情報をリアルタイムで表示することが可能な次世代デジタル・サイネージのソリューションを開発したと発表しました。

今回新たに発表した遠隔制御ソリューションは、すでに発表済みの遠隔モニタリングのソリューションを拡張するものです。クラウド経由で収集・蓄積されたバッテリー情報や走行情報、さらにGPS情報などを分析し、その分析結果をもとに車両のVCU(Vehicle Control Unit)やBMU(Battery Management Unit)に対して直接フィードバックすることで、タイムリーでかつ効率的なメンテナンス制御を行う車両情報通信技術(Vehicle ICT)ソリューションです。一般家庭ならびに公共交通機関での普及が進む電気自動車や電気バスなどでのバッテリー効率、経済性の向上に貢献することが期待されます。
このデジタル・サイネージのソリューションは、高性能なインテル製のプロセッサーを搭載した車載端末がCAN(Control Area Network)に無線で接続され、GISとクラウド・コンピューティング技術を活用し、運行時の車両情報のモニタリングを実施すると同時に、乗客向けには路線周辺情報の案内表示など、さまざまな情報をリアルタイムに表示することでサービス提供の充実をはかるものです。
本日発表のソリューションは東京アールアンドデーが開発を担当し、インテルが開発機材の提供、およびインテル・アーキテクチャーのパフォーマンスを最大限に活用するための提案、開発協力を行いました。

本日発表の遠隔制御および次世代デジタル・サイネージのソリューションは、秋田県の「あきたEVバス実証コンソーシアム(代表:秋田いすゞ自動車株式会社)」が開発した中型電気バス「ELEMO-AKITA(えれも あきた)」に導入される予定です。また本ソリューションは、2013年1月16日(水)より東京ビッグサイトにで開催されている「オートモーティブワールド 2013」内の東京アールアンドデーブース(東 4-49)にて参考展示致します。(デモンストレーション協力:株式会社アプトポッド)

<背景>

EVをはじめ、HEV(ハイブリッド車)PHEV(プラグインハイブリッド車)、さらにはFCV(燃料電池車)など、電気駆動システムとバッテリー搭載する車両が次世代自動車の主流になりつつあります。特にこれらの次世代自動車が搭載するバッテリーは車両自体の走行性能や経済性に大きく影響する重要な要素であり、その効率的な運用はバッテリーそのもののパフォーマンス持続性や寿命に影響します。このような背景のもと、インテルと東京アールアンドデーは、EV向けの移動体通信システムにおける協業を通じて、稼働率の高いEVバスやEVトラックなど業務用EVを対象に、電気駆動車両の経済性向上を目指したバッテリーの遠隔メンテナンスシステムの研究開発を行っています。

<インテルについて>

シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。

※インテル、Intelロゴは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標登録または商標です。

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